ホイールについて第5回目、ホイール関係については本日がラストになるかと思います。。

最後はタイヤについてご説明します。

 

 

まずタイヤの模様ですが、DINERで取り扱っているものは大きく分けて2つあります。

 

溝ありのタイヤ。

いわゆるノーマルタイヤです。

 

 

このタイヤ模様を付ける理由としては、

1・タイヤの磨耗状況が分かるようにするため

ピストバイクに至ってはスキッドのトリック等で消費が激しかったりします。

なので、溝を目安に削れて来たことをみき割れる為にもなります。

 

2・美観のため

 

等の理由があります。

よく「滑りにくい」等の事を言われはしますが街乗りではあまり関係なかったりします。

 

2つ目はスリックタイヤ

 

 

溝等が何もないタイヤの事を示します。

一見ツルツル滑りそうですが、ノーマルのタイヤと同じように氷の上などを走らない限り街乗りではあまり左右されません。

実が利点も多いタイヤになります。

 

1・転がり抵抗が小さい

 トレッドスクワームによるエネルギー損失がなく転がり抵抗が小さいため軽く走ることができる。


2・滑りにくい

スリックタイヤは溝の多いタイヤより接地面積が大きいため、乾湿いずれにおいても直感に反して相対的に滑りにくい

氷上においても、接触面積が大きいため接触圧が低く、相対的に滑りにくい。


3・コーナリング角大

滑りにくいためコーナリングにおいて大きな傾き角(大きな速度)をとることができる。


4・空気抵抗が小さい

高速時には空気抵抗がいくぶん小さい。

 

軽量な物が多い上に転がる抵抗が少ないタメ加速が幾分か楽になります。

F1等を見てると解りやすいですね。

 

 

店頭にはあまりある事は少ないのですが、他にもマウンテンバイク等オフロードで使われるブロックタイヤなんかもあります。

 

また折りたたみとそうでない物の違いもございます。


折りたたみ式はケブラービードと言います。

 

 

ビードという部分(以下画像のBEADS参照)

 

 

このビードの補強材としてケブラー(アラミド繊維の商品名)を使ったクリンチャータイヤは、折りたたんで小さく出来るので、保管および予備品としての持運びに便利。

アラミド繊維ビードは鋼ビードより伸びが大きいので、ビード長はやや短く作られており、タイヤに空気を入れたときに最適長となる。

また軽量にも繋がります。

 

鋼ビード
ビードの補強材として鋼を使ったクリンチャータイヤも環状の3重かさねとして折りたたむことができるが、アラミド繊維ビードのタイヤのようには小さくならない。

ゴムであるタイヤは、大きな応力の加わった点で酸化が進み硬くなって劣化するから、鋼ビードのタイヤを折りたたんだ状態で保存するのは好ましくない。

 

そして、タイヤの質をみる目安としては「TPI」というものもございます。

Threads Per Inchの略でその名の通りタイヤの繊維(ケーシング)を構成する糸の1層1インチ(25.4mm)当たりの本数。

 

関連画像

 

となっており、一般に25から320TPI辺りが主流。

本数が多ければ多いほど強度が強くなり耐パンク性が向上する上に、ゴムを薄く出来るので軽くなると同時に柔軟性が出る。

同時にお値段も高くなっていきます。

 

表記はブランドによって記載されていないものもあるのですが、街乗りで使用されるようであれば100〜150TPIくらいを見ていただければ耐久性や乗り心地などに申し分ないものとなっております。

 

最後に、タイヤには適正の空気圧というのがあります。

 

 

この画像はMICHELINの一例にすぎませんが、ゲージ付きのポンプで適正まで入れて行くとパンクの原因は抑えられます。

 

 

一般的にはこんなところでしょうか?

タイヤ選びもまたカラータイヤ等があって楽しいものです。

 

自転車を購入の際はWHEELはもちろんですが、TIREにも拘ってみると一層楽しさが増します。

 

それでは今週でWHEELについてはお終いです!

お付き合いありがとうございました!

それではまた。

 

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