ホイールについて 其の一
本日からは何週かに渡って「ホイーについて」を書いていきます。
ホイールの素材、種類、性能、どんな組み方があるのか。。。etc.。
本日は構成をあげて行こうと思います。
一般的なピストバイクのホイールは、ハブ 、スポーク 、リム 、ニップル、リムテープで構成されています。
そこにチューブとタイヤが組み込まれて1つのホイールになっています。
例外もあります。
チューブラータイヤ(丸タイヤ)を装着するチューブラーリムを使ったホイール等もございます。
チューブとタイヤが一体化しているもので
主に競技用に使われていて、最近滅多に街では見かけないです。
■利点
タイヤおよびリムが軽い。回転部が軽いので加速性が良い。
ころがり抵抗が小さい。
断面形状が円形をしているので、振動吸収性がよい。
パンクは起こしにくい。
■欠点
取扱店が少ない。
取付けは接着が必要なので取り付け後すぐには走れない。
パンク修理が難しい。パンク修理は、パンク箇所の縫い目を外してチューブを部分的に出し、修理後に縫い合わせる。新品のタイヤと交換することも行われる。
街を走っていると、ガラス等を踏んでパンクをしてしまった時等、トラブルが多いので近年ではあまり好まれてはいないです。
そう言った事もあって、今では『チューブ』『ホイール』が別の『クリンチャー』が好まれてす。
話が外れてしまったので、話を戻しますと。。。
まず、構成の中であげられるリムの部分。
アルミ合金、炭素繊維強化樹脂(カーボン)、マグネシウム合金及びスカンジウム合金など。。
DINERでは大半がアルミとカーボンで構成されています。
中心部にはハブ。
車輪を支持して回転させる円筒状の部品。
中に軸受があってハブ軸が通り、両側にスポークを付けるためのハブフランジが付いている。
フロントハブ・リアハブがある。
街乗りのピストバイクのハブ幅は120のものがが多く使用されている。
リアにはギアのものやディスクのものなど様々あります。
リムとハブを繋いでいるのがスポークとニップルです。
スポークは組み方があるのでメインで組まれているものをご紹介します。
■ラジアル組み
スポークが交差しないもの。
ハブとリムを放射状に接続されている組み方。
スポークの長さが最短になるため重量が軽くなります。。
トルク伝達があるリヤ側には不向きなので、フロントに使用するのが一般的です。
■タンジェント組み
交差している分トルク伝達に有効なので、ほとんどの自転車の後輪ホイールはこの接線組(タンジェント組み)。
スポーク数とスポーク公差数でいくつかの組み方がある。
フランジ (ハブ両側の、スポークが付いている円盤状の部分。)から伸びているスポークを4つ間隔をあけて交差させる組み方。
スポークが他のスポークと2個所交差することから2クロスとも呼ばれています。
対応スポーク本数:28H・32H
■6本組(3クロス)
フランジから伸びているスポークを6つ間隔をあけて交差させる組み方。
スポークが他のスポークと3個所交差することから3クロスとも呼ばれています。
対応スポーク本数:28H・32H・36H
■8本組(4クロス)
フランジから伸びているスポークを8つ間隔をあけて交差させる組み方。
スポークが他のスポークと4個所交差することから4クロスとも呼ばれています。
対応スポーク本数:36H
書ききれなくなってしまうので、組み方はまた次回に。。
チューブ
タイヤとリムの間に入れて膨らませる薄いゴム製の円環。
これが無いとペチャンコなので走れなくなります。
クリンチャーは空気を入れるのはタイヤではなくチューブの方です。
最後にタイヤ。
路面との摩擦力を得るため、また路面の衝撃を吸収するために、車輪(リム)の外周に付けるゴム製の輪。
ホイールの構成はこれから成り立っています。
来週からはこれらを踏まえて、もっと詳しくご説明して行きますね。
それではまた!
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