ホイールについて 其の四
ホイールについて第4回目はホイールの組み方についてです!
リムとハブを支えている棒状のものがスポークです。
組み方でも、軽くできたり丈夫に出来たりと、重要な役割をしています。
その組み方ですが、基本的に一般的に使われているのが、ラジアル組みとタンジェント組みです。
ラジアル組みはその名の通り、放射状に組むことをさします。
ハブからリムにかけてまっすぐ伸びているのをさします。
これはスポークの長さを短く、最短でリムとハブを繋げるので軽量に繋がります。
より軽くするため、ピストバイクよりロードバイクなんかに使われる事が多いです。
あとでご説明もしますが、リアにはスポークのトルク伝達に弱いので使われる事はほぼない組み方です。
そしてタンジェント組み。
こちらは接触している部分がある事からこの名前になっています。
交差しているものをさします。
1874年に考案された組み方。それまではラジアル組みのみでした。
交差させているため、ラジアル組みよりも丈夫に組み上げる事が可能です。
先ほど書いたようにリアにはトルク伝達(力の加わり)に有効なので、タンジェント組みを用いる事がほとんどです。
このタンジェント組みには色々な組み方がああるのですが、一部ご紹介します。
まずは一般的なのは「6本組」という組み方です。
英語で「3CROSS」と呼ばれいます。
CARTEL BIKESなんかはこの組み方です。
1本のスポークを見てハブから数えると分かりやすいのですが、3回交差しているのでそう呼ばれています。
日本でいう6本組みというのはハブのスポークを見ると分かりやすいかと思うのですが1から6本目のスポークをクロスさせるので6本組みと言います。
そして、DINER ORIGINALである88mmのカーボンホイールなんかに使われている組み方。
こちらは「4本組み」外国では「2 CROSS」と呼ばれています。
6本組みと同じですが、リムとハブのスポーク穴の数によって交差する回数が異なって来ます。
一般的には6本組みが多く使われています。
6本組みに比べて耐久性が少し落ちてしまうのですが、本数が少なくなるため軽量目的などで4本組みなどを使ったりします。
軽量目的で作られているカーボン等と組み合わせて、レースなんかに使われる事も多々あります。
見た目も少しスッキリした印象になります。
他にもイタリアン組みとJIS組みというのがあります。
これはややこしいのでザッとの説明になるのですが、
スポークにかかるトルク伝達の関係でピストにはJIS組みが使われています。
フリーギアと固定ギアの両切りハブ、ナットハブならではの組み方です。
と、組み方は他にも様々ありますが、DINERで取り扱われているほとんどはこの組み方です。
次回はタイヤについて書きたいと思います。
それではまた。
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