ホイールについて第3弾。今回はリムについてです。

 

 

ホイールの構成要素で外面にタイヤを付ける円環。スポーク穴およびバルブ穴が開いている。

リムはタイヤの形式とサイズに合わなければならない。リムはハブと同じスポーク穴数が必要。

 

リム側壁には内側と外側がある。

リムには前々回ご説明したようにクリンチャーとチューブラーというのが存在します。

 

 

■クリンチャーリム

タイヤのビードに引っかかり、フックが付いている。

タイヤのビードをフックにかけて、空気圧で外れるのを防ぐ。

左右の側壁をつなぐ壁の数に応じて、単壁(シングルウオール)および二重壁(ダブルウオール)がある。

今の街で見る自転車は大概がクリンチャーになっています。

 

■チューブラーリム

丸タイヤ(チューブラータイヤ)を接着によって取り付けるリム。

フックがないため、クリンチャーリムより50g前後軽くできる。

主に競技用自転車(競輪など)のリムとして使われる事が多い。

 

 

クリンチャーリムの場合、外側はリムブレーキのブレーキパッドが当たる面(ブレーキトラック)を形作っている。

リム底にはスポーク(ニップル)を取り付けるスポーク穴とバルブを通すバルブ穴を設けてある。

 

リムにスポーク穴の数とハブのスポーク穴の数は同じでなければならない。

スポーク穴はリム中心線に対して左右交互にあけるのが一般的。 

アルミ合金リムやカーボンリムのスポーク穴には鋼または黄銅製はとめ(鳩目)を入れて補強するかまたは穴部を帯状に肉厚を厚くするのが一般的。

 

リムの素材

これもフレームと一緒で鋼、アルミ合金、炭素繊維強化樹脂(CFRP)が主流となっています。

 

シティ車に使われることのある鋼製リムは重くなるが、ブレーキ掛けによってほとんど磨耗しない。

雨にぬれるとアルミ合金リムよりもパッドとリムの摩擦係数が大きく低下するので、後輪は雨の影響が少ないハブブレーキが使われる。

 

アルミ合金リムは鋼製リムよりも、リムブレーキのパッドに対する摩擦係数がやや大きい。

特に雨でぬれた時の摩擦係数の差は大きい。

 

カーボンで作ったリムは、アルミ合金リムに比べて高価ではあるが、軽いために主に競技用の自転車に使われる。 アルミ合金リムに比べて剛性を大きくできるので、スポーク本数を減らして車輪を軽くできる利点もある。

良い例がDINERでも扱われている、88mmカーボンホイールですね。

 

 

カーボンリム用のブレーキシューは専用のブレーキシューを使わないとならない。

金属リム用のシューより柔らかい。

 

長くなるといけないので今日はここまで、

素材とリムのことが少し伝わりましたでしょうか。

また次回、引き続きリムとスポークの事をお伝えいたします。

 

お問い合わせはこちらまで。 

03-6427-2745